
モンベル、ザ・ノース・フェイス、パタゴニア、アークテリクス、ナンガの人気ダウンジャケット8着を、各社の公式サイトに載っている数字で比べました。いちばん軽いのはモンベルの「プラズマ1000 ダウンジャケット」(約130g・1000フィルパワー)、雨や雪に強いのは防水透湿素材を使ったナンガの「オーロラテックス ダウンジャケット」です。価格を抑えたいなら、モンベルの「スペリオダウン ジャケット」(19,500円)が8着の中でいちばん手ごろでした。
ただし、「フィルパワーが高い=暖かい」とは言い切れません。暖かさはダウンの量や比率でも変わり、8着のうち2着はフィルパワーを公表していません。この記事では、性能の比較表と選び方のポイントに加えて、メルカリで実際に売れた中古の価格も集計しました。手放すときに値段が残りやすいのはどれか、という視点でも比べています。
人気ダウンジャケット8着の性能比較表

| モデル | 定価(税込) | フィルパワー | 中わた | 重さ | 表地 |
|---|---|---|---|---|---|
| モンベル プラズマ1000 ダウンジャケット | 27,940円 | 1000 | EXダウン | 約130g | 7デニール |
| モンベル スペリオダウン ジャケット | 19,500円 | 800 | EXダウン | 190g | 10デニール |
| アークテリクス セリウム ジャケット | 64,900円 | 850 | ダウン(湿気がこもりやすい部分は化繊のコアロフト) | 300g | 15デニール |
| パタゴニア ダウン・セーター | 39,600円 | 800 | ダウン100%(RDS認証) | 369g | 20デニール |
| ザ・ノース・フェイス ジップインジップアコンカグアジャケット | 38,500円 | 記載なし | ダウン72%・レーヨン20%・フェザー8%(光電子) | 約410g(L) | 20デニール |
| モンベル アルパインダウン パーカ | 32,000円 | 800 | EXダウン | 455g | 20デニール |
| ザ・ノース・フェイス ヌプシジャケット | 40,150円 | 記載なし | ダウン80%・フェザー20% | 約760g(L) | 40デニール |
| ナンガ オーロラテックス ダウンジャケット | 49,500円 | 760 | ダックダウン90%・フェザー10%(150g) | 記載なし | 40デニール(防水透湿) |
いずれもメンズ(ヌプシはユニセックス)の現行モデルで、価格と仕様は各社の公式オンラインストアの表記です。重さは、モンベルが平均重量、ザ・ノース・フェイスがLサイズ、パタゴニアとアークテリクスはサイズの記載なしと表記がそろっていないため、目安として見てください。
出典:モンベル プラズマ1000、モンベル スペリオダウン、モンベル アルパインダウン パーカ、ザ・ノース・フェイス アコンカグア、ザ・ノース・フェイス ヌプシ、パタゴニア ダウン・セーター、アークテリクス セリウム、ナンガ オーロラテックス(各公式ストア)。
重さで比べると5倍以上の差

いちばん軽いプラズマ1000(約130g)と、いちばん重いヌプシ(約760g、Lサイズ)では、5倍以上の差があります。軽いモデルは表地が7〜15デニールと薄く、重いモデルは40デニールと厚い生地を使っています。ナンガのオーロラテックスは重さの記載がありませんが、ダウンの封入量(150g)を公表しています。
ダウンジャケット選びで見る3つのポイント

1. フィルパワー(FP)は「羽毛のふくらむ力」
フィルパワーは、羽毛1オンス(約28g)をシリンダーに入れて一定の重さをかけたときに、何立方インチにふくらむかを表した数字です。700フィルパワーなら700立方インチ分ふくらむという意味で、数字が大きいほど空気を多く含み、少ない量でも暖かい製品を作れます(山と溪谷オンライン)。
今回の8着では、プラズマ1000の1000がいちばん高く、アークテリクスの850、モンベル・パタゴニアの800、ナンガの760と続きます。ザ・ノース・フェイスの2着は、公式ページにフィルパワーの記載がありませんでした。
2. 暖かさはフィルパワーだけで決まらない
羽毛には綿毛状の「ダウン」と、羽根の「フェザー」が混ざっています。ダウンの比率が高いほど空気を多く含み、暖かいとされます(山と溪谷オンライン)。さらに、同じフィルパワーでも、入っているダウンの量が多ければ暖かくなります。
ダウンの封入量を公表していたのは、8着のうちナンガ(150g)だけでした。ほかのモデルは量が分からないため、数字だけで暖かさの順位は付けられません。重さと中わたの中身を見ながら、着る場面を決めてから選ぶのが失敗しないコツです。
3. 表地のデニールで軽さと丈夫さが変わる
デニールは糸の太さを表す単位で、数字が小さいほど細い糸です。今回の8着は7デニール(プラズマ1000)から40デニール(ヌプシ、オーロラテックス)まで幅があります。細い糸の生地は軽く仕上がる一方、枝や岩に引っかけたときのことも考えて選びましょう。モンベルは破れの修理を有料で受け付けていて、ダウンウエアの部分あて布(15×15cm以内)は2,700円と案内しています(モンベル ウエアの修理例)。
モデル別の特徴

軽量タイプ(重ね着・行動用)
| モデル | 公式の主な特徴 |
|---|---|
| モンベル プラズマ1000 ダウンジャケット | 1000フィルパワーのEXダウン。約130g、収納サイズは1.1L。スタッフバッグ付き |
| モンベル スペリオダウン ジャケット | 800フィルパワーのEXダウン。190g。8着の中でいちばん手ごろな19,500円 |
| アークテリクス セリウム ジャケット | 850フィルのダウン。湿気がこもりやすい部分に化繊のコアロフトを配置。300g |
| パタゴニア ダウン・セーター | 800フィルパワー・ダウン100%(RDS認証)。369g。胸ポケットに本体を収納できる |
| ザ・ノース・フェイス アコンカグアジャケット | 光電子ダウン。約410g(L)。別売りのアウターに連結できるジップインジップ対応 |
防寒タイプ(アウター)
| モデル | 公式の主な特徴 |
|---|---|
| モンベル アルパインダウン パーカ | 800フィルパワーのEXダウン。455g。表地と裏地を隔壁で仕切ったボックス構造、ヘルメットの上からも被れるフード |
| ザ・ノース・フェイス ヌプシジャケット | 1992年にエクスペディション向けに開発されたモデル。40デニールの表地、肩はナイロンで補強。ポケッタブル |
| ナンガ オーロラテックス ダウンジャケット | 防水透湿素材(耐水圧20,000mm、透湿性6,000g/㎡/24h)と760フィルパワーのダックダウン150g。止水ファスナー |
モンベルのダウンを中心に、家にある物を売るときのコツはこちらにまとめています。品番から今の定価を調べる方法も紹介しています。
メルカリで売れた中古の相場|値段が残りやすいのは?

ダウンジャケットは何年も着る物なので、手放すときにいくらで売れるかも気になるところです。2026年10月に、メルカリで売れた中古の価格を8着それぞれ集計しました。
| モデル | 現行の定価 | 売れた価格の中央値 | 定価に対する割合 | 件数 |
|---|---|---|---|---|
| モンベル プラズマ1000 | 27,940円 | 22,000円 | 79% | 59件 |
| アークテリクス セリウム | 64,900円 | 49,500円 | 76% | 38件 |
| モンベル スペリオダウン | 19,500円 | 12,000円 | 62% | 18件 |
| モンベル アルパインダウン パーカ | 32,000円 | 19,250円 | 60% | 16件 |
| ナンガ オーロラテックス | 49,500円 | 24,500円 | 49% | 43件 |
| パタゴニア ダウン・セーター | 39,600円 | 18,000円 | 45% | 36件 |
| ザ・ノース・フェイス ヌプシ | 40,150円 | 14,000円 | 35% | 27件 |
| ザ・ノース・フェイス アコンカグア | 38,500円 | 9,800円 | 25% | 51件 |
集計方法:メルカリで各モデル名を検索し、「売り切れ」「新しい順」で、新品・未使用を除く状態に絞り込みました。表示された1ページ(最大120件)のうち、直近1年に出品された売り切れ・取引中の出品を、商品名で同じモデルと分かる物だけ数えています。「専用」「◯◯様」の出品、キッズ、別モデル、コラボ品、セット品は除きました。旧モデルや色・サイズ違いを含み、割合は現行モデルの定価に対するものです。
定価に対して値段が残りやすかったのは、プラズマ1000(79%)とセリウム(76%)でした。どちらも軽量タイプで、セリウムは中古でも中央値が5万円近くありました。一方、ザ・ノース・フェイスの2着は25〜35%と低めでしたが、どちらも歴史の長いモデルで、1990年代の古着やシリーズ違いの旧モデルも含まれていました。現行品番(ND92555)と書かれたヌプシの出品は、19,000円と27,500円で売れていました。
相場は時期で動きます。メルカリ公式コラムでは、ダウンジャケットの売れ時は9月下旬〜11月上旬とされています(メルカリ Column)。売るなら寒くなる前、買うなら相場を見てから決めるのがおすすめです。
使い方別|どれを選ぶ?

| こんな人 | 候補 | 理由(公式の仕様・集計) |
|---|---|---|
| 登山の休憩や重ね着に使いたい | プラズマ1000、スペリオダウン、セリウム | 130〜300gと8着の中で軽い |
| 雨や雪の日にも着たい | ナンガ オーロラテックス | 防水透湿素材(耐水圧20,000mm)と止水ファスナー |
| 冬山でヘルメットを使う | モンベル アルパインダウン パーカ | ヘルメットの上から被れるフード、ボックス構造 |
| アウターの中に着たい | ザ・ノース・フェイス アコンカグア | ジップインジップで別売りのアウターに連結できる |
| 持ち運びやすさを重視 | プラズマ1000、ダウン・セーター、ヌプシ | 収納サイズ1.1L(プラズマ1000)、胸ポケットやポケッタブル仕様で収納できる |
| 価格を抑えたい | スペリオダウン、プラズマ1000 | 定価が19,500円・27,940円 |
| 手放すときの値段も気にする | プラズマ1000、セリウム | 中古の中央値が定価の76〜79%(今回の集計) |
中古で買う場合は、メルカリの「相場検索」や売り切れの価格で、同じモデル・サイズ・状態の物と比べてから決めましょう。
よくある質問
フィルパワーが高いほど暖かいですか?
フィルパワーが高いほど、少ない量で空気を多く含むダウンです。ただし暖かさは、ダウンの量やダウンとフェザーの比率でも変わるため、フィルパワーだけでは決まりません。
いちばん軽いダウンジャケットはどれですか?
今回比べた8着では、モンベルのプラズマ1000 ダウンジャケット(約130g)がいちばん軽く、次がスペリオダウン ジャケット(190g)でした。
雨や雪に強いのはどれですか?
防水透湿素材(耐水圧20,000mm)を使っているナンガのオーロラテックス ダウンジャケットです。ほかの7着は防水素材ではありません(はっ水加工のモデルはあります)。
ノースフェイスのヌプシは何フィルパワーですか?
現行のヌプシジャケット(ND92555)の公式ページには、フィルパワーの記載がありません。中わたは「ダウン80%、フェザー20%」と表示されています。
いちばん安いのはどれですか?
8着の中では、モンベルのスペリオダウン ジャケット(19,500円)がいちばん手ごろでした。
中古で値段が残りやすいのはどれですか?
メルカリで集計した範囲では、プラズマ1000(定価の79%)とアークテリクスのセリウム(76%)が高めでした。旧モデルを含む集計なので、目安として見てください。
ダウンジャケットはいつ売るのがいいですか?
メルカリ公式コラムでは、9月下旬〜11月上旬が売れ時とされています。シーズンが終わる3月中旬以降は売れにくいとされています。
まとめ|着る場面を決めてから、重さと中身で選ぶ

- 軽さ重視ならプラズマ1000(約130g・1000FP)、価格重視ならスペリオダウン(19,500円)
- 雨や雪の日も着るなら、防水透湿素材のナンガ オーロラテックス
- 暖かさはフィルパワーだけで決まらない。ダウンの量や比率、着る場面で選ぶ
- メルカリの中古相場では、プラズマ1000とセリウムが定価の76〜79%で値段が残りやすかった
家に着なくなったダウンがあるなら、まずはいくらで売れそうかを調べてみましょう。メルカリの持ち物査定なら、写真を撮るだけで相場の目安が分かります。
売るときは、手数料と送料を引いた手取りで値段を決めると失敗しません。
楽天で買う予定がある方は、楽天経済圏の始め方とポイントの貯め方も参考にしてください。モンベルの小物を楽天で選ぶ記事もあります。
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