
メルカリが2026年9月24日、新イベント「ハッピーメルカリ市」を発表しました。開催は10月1日(木)8:00〜10月14日(水)23:59の14日間で、初開催です。
出品者向けには、小型サイズの配送料が一律150円になる値引きと、販売手数料の50%ポイント還元が用意されています。ただし、どちらも事前エントリーが前提で、手数料還元は「対象日に新規出品した商品」に限られます。条件を外すと1円も得になりません。
売れずに滞留している在庫を動かすタイミングとしては使えますが、イベントに乗るだけでは「売れない」は解決しません。この記事では、キャンペーンの条件を事実ベースで整理したうえで、メルカリ公式が挙げている「売れない原因」の切り分け方と、両者をどう組み合わせるかまでを扱います。
ハッピーメルカリ市の全体像

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年9月24日 |
| 開催期間 | 2026年10月1日(木)8:00〜10月14日(水)23:59 |
| 事前エントリー | 2026年9月24日(木)10:00〜10月1日(木)7:59 |
| テーマ | 「売れる、買える、ハッピーあふれル!」 |
| キャンペーン数 | 5つ |
エントリー締切は10月1日7:59です。まだ間に合いますが、忘れると配送料値引きも手数料還元も対象外になります。
5つのキャンペーンの中身
| キャンペーン | 内容 | 上限・条件 |
|---|---|---|
| 配送料値引き(出品者向け) | 小型サイズの配送料が一律150円 | 1ユーザー30回まで。対象はネコポス、ゆうパケット、ゆうパケットポスト、ゆうパケットポストmini |
| 販売手数料ポイント還元(出品者向け) | 販売手数料の50%をポイント還元 | 対象出品期間ごとに上限500ポイント(3期間で最大1,500ポイント) |
| お買い物クーポン(購入者向け) | 購入金額の10%をポイント還元 | 1枚あたり上限400ポイント。10月1日、3〜4日、10〜11日に配布 |
| 毎日ハッピープレゼント | 1日1回、ポイント(1または500ポイント)またはクーポン(500ポイント還元) | クーポンは1,500円以上・48時間有効。エントリー期間は10月14日23:59まで |
| ハッピーエコパック抽選 | 繰り返し使える梱包資材が当たる | 抽選で300名。事前エントリーが対象 |
出品者向けの2つは「対象日」が決まっている
販売手数料の50%還元は、期間中いつ出品してもいいわけではありません。対象となる出品期間は10月1日、10月3〜4日、10月10〜11日の3つです。この日に新規出品した商品が、それぞれの売却期間中に売れた場合が対象になります。
購入者向けの10%クーポンの配布日も、同じ10月1日・3〜4日・10〜11日です。買い手にポイント原資が渡る日と、売り手の手数料が半額戻る日が同じ日程に設計されていることになります。この3つのタイミングに出品を寄せるのが、素直な使い方です。
実際にいくら得になるのか
配送料値引き
メルカリ便の現行送料と比較すると、1件あたりの差額は次のようになります。
| 配送方法 | 通常送料 | 期間中 | 差額 |
|---|---|---|---|
| ゆうパケット | 230円 | 150円 | ▲80円 |
| ゆうパケットポスト | 215円 | 150円 | ▲65円 |
| ネコポス | 210円 | 150円 | ▲60円 |
| ゆうパケットポストmini | 160円 | 150円 | ▲10円 |
上限は30回です。ゆうパケット中心なら最大2,400円、ネコポス中心なら最大1,800円の節約になります。ゆうパケットポストminiは差額10円なので、この期間だけは他の方法を選んだほうが得なケースが出てきます。専用資材代(miniの専用封筒20円、ゆうパケットポストのシール5円)も含めて比較したほうが正確です。
販売手数料の50%還元
メルカリの販売手数料は販売価格の10%です。還元はその50%なので、実質的に販売価格の5%が戻る計算になります。
| 販売価格 | 販売手数料(10%) | 還元ポイント(50%) |
|---|---|---|
| 1,000円 | 100円 | 50ポイント |
| 3,000円 | 300円 | 150ポイント |
| 5,000円 | 500円 | 250ポイント |
| 10,000円 | 1,000円 | 500ポイント(上限到達) |
上限は1期間あたり500ポイントなので、1期間で売上1万円分までが還元の対象です。3期間すべて使い切って最大1,500ポイントになります。高単価品を1点売るより、対象日をまたいで分散させたほうが上限に当たりにくくなります。
見落としやすい条件

1. 既存の出品は手数料還元の対象外
手数料還元の条件は「対象期間中の新規出品」です。すでに出している在庫は、そのままでは対象になりません。
ここで「じゃあ全部消して出し直そう」と考えるのは危険です。メルカリ公式は、短期間での繰り返しの削除・再出品を迷惑行為とし、ペナルティで検索表示が下がる可能性があると明記しています。全在庫の一括入れ替えではなく、これから出す新規分を対象日に寄せるのが安全な運用です。
とはいえ、出品中の商品が数十件あると、対象日に合わせて出し直す作業そのものが現実的な壁になります。写真を選び直して順番に入れ直し、説明文を貼り、サイズと配送方法をもう一度選ぶ——1点あたり数分でも、件数が増えれば手が回りません。この再出品作業をAIで処理しようとした過程と、売れ残った服そのものの見直し方については、「AI触ったら3日でメルカリ自動再出品アプリできた!作れたけど配らない。作った再出品アプリを配らない理由と、売れ残った服の見直し方」で詳しく書いています。
2. 配送料値引きはメルカリ便のみ
150円になるのは、ネコポス・ゆうパケット・ゆうパケットポスト・ゆうパケットポストminiの4つです。クリックポストなどの自己発送は対象外です。
そしてタイミングが重なります。日本郵便は同じ10月1日にクリックポストを185円から240円へ値上げします。自己発送で送料を抑えてきた人は、この2週間に限ればメルカリ便のほうが安くなる可能性があります。
| 方法 | 10月1日〜14日 | 10月15日以降 |
|---|---|---|
| メルカリ便(小型) | 150円(30回まで) | 210〜230円 |
| クリックポスト | 240円 | 240円 |
3. エントリーしないと何も適用されない
5つのキャンペーンはいずれもエントリーが前提です。配送料値引きと抽選のエントリー締切は10月1日7:59、毎日ハッピープレゼントは10月14日23:59まで受け付けています。
「売れない」の原因はイベントでは解決しない
ここからが本題です。キャンペーンは送料と手数料を下げますが、売れない商品が売れるようになるわけではありません。需要が集まる2週間に、売れない状態のまま出しても結果は変わりません。
メルカリ公式コラムは、売れない原因を3つに整理しています。
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 価格設定 | 相場より明らかに高い。最大の原因とされる |
| 商品情報の不足 | 写真が暗い、背景が雑然としている、傷や汚れの写真がない、説明文が短い |
| 需要とタイミングのズレ | 季節外れ、トレンドが過ぎている。出品時間が利用者の少ない時間帯 |
数字で切り分ける
原因の特定は、出品ページに出ている数字から入るのが早道です。
| 状態 | 疑うべき箇所 |
|---|---|
| 閲覧数が伸びない | タイトル・キーワード・カテゴリー。そもそも検索に引っかかっていない |
| 閲覧はあるが「いいね」がつかない | 1枚目の写真、価格。一覧で選ばれていない |
| 「いいね」はつくが売れない | 価格、説明文の情報不足、プロフィール。決め手が足りない |
メルカリ公式は、いいねがつくのに売れない場合の要因として、プロフィール欄が薄く取引に不安を感じさせていること、価格が商品に見合っていないこと、購入の決定打が不足していることを挙げています。
値下げ通知は「10%以上」が条件
実務で効くのが値下げ通知です。10%以上値下げすると、その商品に「いいね」をした人に通知が届きます。5%の値下げでは通知されません。
いいねが溜まっている商品は、この通知を使えるストックです。手数料還元の対象日に合わせて10%以上の値下げをかけると、通知とクーポン配布日が重なります。買い手側は10%還元クーポンを持っている状態なので、価格に対する心理的なハードルが二重に下がります。
今日から10月14日までの段取り
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月30日まで | エントリーを済ませる(締切10月1日7:59)。出品予定の商品を撮影・説明文作成まで仕上げておく |
| 9月30日まで | 既存出品の相場を確認し、値下げ幅を決めておく |
| 10月1日 | 準備した商品を新規出品。既存商品は10%以上の値下げで通知を飛ばす |
| 10月3〜4日 | 2回目の新規出品。手数料還元の上限は期間ごとに500ポイント |
| 10月10〜11日 | 3回目の新規出品 |
| 期間中 | 発送は小型サイズのメルカリ便に寄せる(30回まで150円) |
準備を前倒しする理由は単純で、対象日に「出品する」作業だけを残しておくためです。当日に撮影から始めると、3つの対象日を取りこぼします。
現時点で確認できていないこと
- メルカリ便の送料そのものが今後改定されるかどうか(日本郵便の10月1日改定を受けた発表は本記事作成時点で確認できていない)
- ポイント付与の正確なタイミング(取引完了後または期間終了後14日以内とされる)
- イベント期間中の実際の流通量や売れ行きへの影響
- ハッピーエコパックの当選発表の詳細(キャンペーン終了後2週間を目安とされる)
よくある質問

ハッピーメルカリ市はいつからですか?
2026年10月1日(木)8:00から10月14日(水)23:59までの14日間です。事前エントリーは9月24日10:00から受け付けています。
エントリーは必要ですか?
必要です。配送料値引き、販売手数料還元を含め、すべてエントリーが前提です。配送料値引きと抽選のエントリー締切は10月1日7:59です。
今出している商品も手数料還元の対象になりますか?
なりません。対象は10月1日、10月3〜4日、10月10〜11日に新規出品した商品です。ただし、既存出品を消して出し直す行為は、短期間に繰り返すとメルカリの迷惑行為に該当し、検索表示が下がる可能性があります。
配送料150円はどの配送方法が対象ですか?
ネコポス、ゆうパケット、ゆうパケットポスト、ゆうパケットポストminiの4つです。上限は30回。クリックポストなどの自己発送は対象外です。
手数料還元はいくらまでですか?
対象出品期間ごとに上限500ポイント、3期間で最大1,500ポイントです。販売手数料は10%なので、1期間あたり売上1万円分までが還元の対象になります。
イベント中に出せば売れますか?
買い手側にクーポンが配布されるため購入の後押しにはなりますが、価格が相場から外れていたり、写真や説明文が不十分だったりすれば結果は変わりません。メルカリ公式は売れない原因として価格設定、商品情報の不足、需要とタイミングのズレを挙げています。
値下げすると通知は届きますか?
10%以上値下げすると、その商品に「いいね」をした人に通知が届きます。10%未満では通知されません。
まとめ
- ハッピーメルカリ市は2026年10月1日8:00〜10月14日23:59の初開催イベント。発表は9月24日
- 事前エントリーの締切は10月1日7:59。エントリーしないと特典は適用されない
- 出品者向けは、小型配送料150円(30回まで)と販売手数料50%ポイント還元(3期間で最大1,500ポイント)
- 手数料還元の対象は10月1日・3〜4日・10〜11日の新規出品のみ。既存出品は対象外
- 既存在庫を消して出し直す行為は、短期間の繰り返しだとペナルティの対象になりうる
- 配送料150円はメルカリ便のみ。同じ10月1日にクリックポストが185円→240円に値上げされる
- 売れない原因は価格・商品情報・需要とタイミングの3つに整理できる。数字で切り分けるのが早い
- 10%以上の値下げで「いいね」した人に通知が届く。対象日に合わせると効果が重なる
このイベントで下がるのは送料と手数料であって、商品の魅力ではありません。期間中に成果が出るかどうかは、9月30日までにどれだけ出品の中身を仕上げられたかで決まります。エントリーだけ済ませて当日を待つのではなく、撮影と説明文を先に終わらせておくのが、実際に効く準備です。
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※本記事は2026年9月27日時点で公表されている情報を基に作成しています。キャンペーンの条件・上限・対象は変更される可能性があります。ご利用にあたっては、メルカリの公式キャンペーンページおよびヘルプで最新の条件をご確認ください。
参考資料
- メルカリ、売りたい方も買いたい方も楽しめる新イベント「ハッピーメルカリ市」を10月1日より初開催(株式会社メルカリ プレスリリース)
- ハッピーメルカリ市 特設サイト(メルカリ)
- メルカリ、小型配送料150円や手数料半額の「ハッピーメルカリ市」 10月1日より開催(ケータイ Watch)
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