
2026年9月9日朝、京都府、兵庫県、香川県、和歌山県の一部でレベル3大雨警報が発表されています。気象庁の最新データを午前6時に確認したところ、京都市や神戸市、高松市、和歌山市などが対象に含まれていました。
スマートフォンの通知や検索画面では「レベル3大雨警報(浸水害)」と表示されることがあります。これは、低い土地の浸水や道路冠水、排水しきれない雨水による内水氾濫、洪水予報河川以外の河川の増水などで重大な災害が起こるおそれがある段階です。
レベル3は「雨が3段階目」という意味ではありません。警戒レベル3相当の防災気象情報で、危険な場所にいる高齢者や障害のある人、乳幼児とその支援者など、避難に時間がかかる人は避難を始める目安です。ただし、気象庁の警報と自治体の「高齢者等避難」は別の情報であるため、両方を確認する必要があります。
レベル3大雨警報の発表地域|9月9日午前6時時点
気象庁の全国一覧で「大雨浸水危険度」がレベル3相当となっている主な地域を、府県ごとに整理しました。警報は市区町村単位で更新され、短時間で追加・解除されることがあります。
| 府県 | 主な対象地域 | 発表状況 |
|---|---|---|
| 京都府 | 京都市、福知山市、舞鶴市、綾部市、宇治市、宮津市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、京丹後市、木津川市、大山崎町、久御山町、精華町、与謝野町 | 4時40分発表 |
| 兵庫県 | 神戸市の9区、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、洲本市、芦屋市、伊丹市、豊岡市、加古川市など県内の広範囲 | 23時45分発表の警報が継続 |
| 香川県 | 高松市、さぬき市、東かがわ市、土庄町、小豆島町、三木町、直島町 | 3時51分発表 |
| 和歌山県 | 和歌山市、海南市、紀の川市、岩出市、有田川町吉備金屋、印南町、日高川町川辺 | 17時8分発表の警報が継続 |
上の時刻は各府県の警報データに記載された発表・更新時刻です。現在地が一覧にない場合でも、その後に警報が追加される可能性があります。反対に、すでに解除されていることもあるため、利用時は気象庁の警報・注意報ページで市区町村を選んで確認してください。
9日の雨はいつまで続く?

各地方気象台が9日4時台に発表した府県天気概況によると、前線や湿った空気の影響で雨が続く見込みです。
| 地域 | 9日の見通し |
|---|---|
| 京都府 | 断続的に雨や雷雨。朝から昼過ぎにかけて非常に激しい雨の降る所がある |
| 兵庫県 | 夕方にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨の降る所がある |
| 香川県 | 昼前にかけて非常に激しい雨の降る所があり、夕方まで雷を伴う所がある |
| 和歌山県 | 朝から昼前にかけて雷を伴って非常に激しい雨の降る所があり、雨は夕方まで続く見込み |
雨が弱く見える時間帯でも、上流で降った雨によって河川が後から増水したり、排水が追いつかず浸水が広がったりする場合があります。警報が解除されるまでは、空の様子だけで安全と判断しないことが重要です。
「レベル3大雨警報(浸水害)」とは
気象庁は、表面雨量指数、流域雨量指数、または両方を組み合わせた基準がレベル3大雨警報の基準値に達すると予想される場合に発表します。
- 表面雨量指数:降った雨が地表面にどの程度たまっているかを、地面の舗装状況や地形なども考慮して数値化した指標
- 流域雨量指数:河川の上流域に降った雨が、下流の洪水リスクにどの程度影響するかを示す指標
対象となるのは、低い土地への浸水、地下空間への水の流入、道路冠水、下水道などから水があふれる内水氾濫に加え、洪水予報河川以外の河川で起こる外水氾濫などです。警報が市区町村全体に出ていても、全域が同じ危険度とは限りません。詳しい場所は1キロメッシュの「浸水キキクル」や「洪水キキクル」で確認します。
2026年5月29日から名称が変わった
「レベル3大雨警報」は、2026年5月29日に始まった新しい防災気象情報の名称です。それまでの大雨警報は「レベル3大雨警報」となり、警戒レベルとの関係が名前だけで分かるようになりました。
また、従来の洪水警報は廃止され、洪水予報河川では河川ごとの「レベル3氾濫警報」、それ以外の河川では市区町村ごとの「レベル3大雨警報」として伝えられる仕組みに変わりました。そのため、新しいレベル3大雨警報は、旧来の大雨警報(浸水害)を基礎に、中小河川などの洪水リスクも含めた情報です。
| レベル | 大雨に関する情報 | 行動の目安 |
|---|---|---|
| 2 | レベル2大雨注意報 | ハザードマップ、避難先、避難経路を確認 |
| 3 | レベル3大雨警報 | 危険な場所にいる高齢者等は避難。その他の人も準備し、自主的な避難を検討 |
| 4 | レベル4大雨危険警報 | 危険な場所にいる人は全員、レベル4までに避難 |
| 5 | レベル5大雨特別警報 | 災害発生または切迫。命を守るため直ちに安全確保 |
レベル5を待ってから避難するのでは遅いというのが警戒レベルの基本です。レベル3の段階で自宅周辺の危険度と避難経路を確認し、レベル4までに危険な場所から離れます。
レベル3大雨警報と「高齢者等避難」の違い
| 情報 | 発表者 | 意味 |
|---|---|---|
| レベル3大雨警報 | 気象庁・各地方気象台 | 警戒レベル3相当の気象状況。住民が自主的に避難を判断する材料 |
| 警戒レベル3「高齢者等避難」 | 市区町村 | 地域の災害リスク、河川水位、避難所の状況などを踏まえて自治体が発令する避難情報 |
レベル3大雨警報が発表されても、市区町村が同時に高齢者等避難を発令しているとは限りません。一方、自治体からの避難情報がまだ出ていなくても、キキクルで自宅周辺の危険度が高まっている場合は、自ら早めに避難を判断する必要があります。
いま取るべき行動
1. 浸水キキクルで現在地を確認する
市区町村全体の警報だけでなく、気象庁の浸水キキクルで自宅、勤務先、学校、移動経路の危険度を確認します。赤色の「警戒」はレベル3相当、紫色の「危険」はレベル4相当、黒色の「災害切迫」はレベル5相当です。
2. 高齢者等は危険な場所から避難を始める
ハザードマップで浸水想定区域にいる人のうち、避難に時間がかかる人は安全な場所への移動を始めます。避難先は指定避難所だけではありません。浸水しない親族・知人宅や安全な建物も選択肢です。
3. 地下・アンダーパス・低い道路を避ける
地下室、地下街、地下駐車場、道路のアンダーパスは水が急に集まりやすい場所です。すでに冠水している道路には車でも徒歩でも入らず、別の経路を選んでください。マンホールのふたが外れているなど、水面下の危険は見えません。
4. 外への移動が危険なら上階へ
周囲がすでに浸水し、避難所までの移動がかえって危険な場合は、無理に外へ出ず、建物の上階など少しでも浸水しにくい場所へ移動します。河川や用水路の様子を見に行かないでください。
5. 自治体と交通機関の情報も確認する
自治体の避難情報、避難所の開設状況、鉄道・バス・道路の運行規制は気象警報とは別に更新されます。通勤や通学の可否は警報名だけで決めず、学校・勤務先・交通事業者からの案内を確認してください。
よくある質問

レベル3大雨警報が出たら全員避難ですか?
全員が直ちに避難所へ行くという意味ではありません。浸水想定区域など危険な場所にいる高齢者等は避難を始め、その他の人も避難の準備や自主避難を検討する段階です。危険な場所にいる全員が避難する目安はレベル4です。
「浸水害」と「土砂災害」は同じですか?
別の災害です。レベル3大雨警報は主に低地の浸水や中小河川の洪水などを対象とし、崖崩れや土石流の危険度は「レベル3土砂災害警報」や土砂キキクルで確認します。同じ市区町村に両方が発表されることもあります。
警報が解除されたらすぐ安全ですか?
警報の基準を下回っても、冠水が残っていたり、河川水位が高い状態が続いたりする場合があります。解除後も自治体の避難情報、道路規制、河川水位を確認し、安全が確認できるまで危険な場所に近づかないでください。
学校や会社は休みになりますか?
レベル3大雨警報だけで全国一律に休校・休業となる制度はありません。自治体、学校、企業ごとに基準が異なります。公式の連絡網やウェブサイトで判断を確認してください。
自分の地域が対象かどこで確認できますか?
気象庁の警報・注意報ページで都道府県と市区町村を選択してください。危険度が高い場所は、同じページから浸水キキクル・洪水キキクルを開いて確認できます。
まとめ
- 2026年9月9日午前6時時点で、京都府・兵庫県・香川県・和歌山県の一部にレベル3大雨警報が発表中
- 低い土地の浸水、道路冠水、内水氾濫、中小河川などの増水による重大な災害のおそれがある段階
- 京都府や香川県、和歌山県では朝から昼ごろ、兵庫県では夕方にかけて非常に激しい雨のおそれ
- 2026年5月29日から始まった新名称で、旧大雨警報(浸水害)に中小河川などの洪水リスクも加えた情報
- 危険な場所にいる高齢者等は避難開始。その他の人も準備し、レベル4までに避難
- 気象庁の警報と自治体の「高齢者等避難」は別の情報
- 市区町村名だけでなく、浸水キキクルで現在地の危険度を確認する
レベル3は、まだ大丈夫と様子を見るための数字ではありません。避難に時間がかかる人が安全に動ける最後の余裕を確保する段階です。外が危険になってから慌てて移動しなくて済むよう、警報が出た時点で現在地の危険度と避難先を確認してください。
※本記事は2026年9月9日午前6時(日本時間)時点の気象庁発表を基に作成しています。警報・避難情報は随時更新されます。実際の行動は、気象庁とお住まいの自治体が発表する最新情報を優先してください。