2024年12月29日、韓国南西部の務安国際空港で、済州航空の旅客機が着陸に失敗し、滑走路を外れて外壁に衝突、炎上する痛ましい事故が発生しました。
この事故により、乗客175人と乗員6人の計181人が搭乗しており、現時点で少なくとも62人の死亡が確認されています。
着陸時に滑走路を外れ炎上、多数の死傷者
事故は午前9時過ぎ、バンコク発務安国際空港行きの済州航空機が着陸態勢に入った際に発生しました。
機体は着陸時に何らかの原因で滑走路を外れ、空港の外壁に激突。 その衝撃で機体は炎上し、機内はパニック状態に陥ったとみられています。
懸命な救助活動続くも、厳しい状況
事故発生後、消防隊や救急隊が現場に駆けつけ、懸命な救助活動が続けられていますが、火災の影響で現場へのアクセスが難航しており、救助活動は難航しています。 これまでに2人が救出されたという情報もありますが、他の乗客の安否確認が急がれています。
事故原因の究明進む、航空安全への影響は
韓国当局は事故原因の調査を開始しており、機体のブラックボックスを回収し、分析を進めています。
現時点で事故原因は明らかになっていませんが、エンジンに鳥が吸い込まれた可能性や、強風による操縦ミスなど、様々な可能性が指摘されています。
格安航空会社(LCC)の安全性に再び注目
済州航空は韓国の格安航空会社(LCC)として知られており、今回の事故を受けて、LCCの安全性に対する懸念が改めて浮上しています。
韓国政府は、今回の事故を受けて、航空業界全体の安全基準の見直しを検討するとしており、LCCに対する規制強化などが議論される可能性もあります。
世界に衝撃走る、犠牲者に哀悼の意
今回の事故は韓国国内外に大きな衝撃を与えており、各国首脳や国際機関から哀悼の意が表明されています。
また、事故の犠牲者に対する追悼の意を表し、韓国では半旗が掲げられています。