2024年から2025年にかけてのメルカリ改悪まとめ

ここ数年、メルカリの仕様や規約には数多くの変更が加えられており、一部の出品者の間では「改悪」と受け止められる内容も少なくありません。
特に2024年から2025年にかけては、送料・手数料・配送方法・コメント機能に至るまで、多岐にわたる見直しが行われています。
この章では、どのような変更がいつ起こったのかを時系列で整理し、全体像をわかりやすくご紹介します。
メルカリ改悪タイムライン(2024年〜2025年)
- 2024年6月:メルカリ便(ネコポス・ゆうパケット)の送料が値上げ。小型商品の出品者に大きな打撃。
- 2024年9月:本人確認を完了していないと、メルカリ便以外の発送方法が選べない仕様に変更。
- 2024年10月:郵便料金が改定され、通常郵便・レターパックなどの送料が大幅に値上げ。
- 2024年12月:出品時に使える「コメントテンプレート」が廃止され、出品作業の効率が低下。
- 2025年1月:利用規約第16条が変更され、「クーポン利用による出品者の売上減少」が懸念され話題に。のちにメルカリ公式が「出品者の売上に影響なし」と説明。
出品者に影響した「改悪」の種類
改悪とされる変更点は多岐に渡りますが、特に以下の3つが大きなインパクトを与えました。
- 送料の継続的な値上げ
- 本人確認未完了時の制限強化
- クーポン・コメント機能などルール変更
これらの仕様変更は、メルカリを日常的に活用していた出品者にとって、利益減や作業効率の悪化につながるものであり、SNSや掲示板でも大きな反響を呼びました。
次章では、こうした変更の中でも特に出品者にダイレクトな影響を与える「手数料・規約変更」について詳しく見ていきます。
販売手数料と規約変更の影響は本当に「改悪」だったのか?

メルカリで取引をする上で、多くの出品者が気になるのが「販売手数料」や「規約変更」による影響です。
2024年から2025年にかけてSNSで大きな話題となったのが、「クーポン利用で売上が減るのでは?」という誤解と、振込手数料の負担増でした。
この章では、実際の変更点とその影響、そして対策について丁寧に解説します。
クーポン利用による出品者の売上減少は誤解だった
2025年1月、メルカリは利用規約の一部を改定しました。
その中で特に注目されたのが、「クーポンが使用された場合の割引額を誰が負担するのか?」という点です。
SNSでは「クーポンの割引分を出品者が負担させられる」という誤解が広まりました。
しかし、メルカリ公式はすぐにこの誤解に対して説明を行い、「クーポンが使われても、出品者の売上には一切影響しない」と明言しました。
つまり、割引分はすべてメルカリが負担し、出品者には本来の販売価格通りの売上が支払われるということです。
たとえば、3,000円の商品に500円のクーポンが適用された場合、購入者は2,500円で買えますが、出品者には3,000円(から手数料を引いた金額)が入ります。
このように、売上が減る心配はないのです。
クーポン誤解への対策と価格設定の工夫
とはいえ、今後も同様の誤解が発生する可能性はあります。そのため、安心して取引を進めるためには、次のような対策が有効です。
- 希望価格機能の活用:購入希望者が提示した価格を確認し、自分の判断で値下げするかどうかを決められます。
- あらかじめクーポン利用を想定した価格設定:少しだけ高めの価格を設定しておくことで、値下げ交渉やクーポン使用時にも柔軟に対応できます。
出品者が主導権を持って取引できるよう、上手に機能を使い分けることがポイントです。
振込手数料の改定で利益が減る?
もうひとつ注目すべき改定が、振込手数料の仕様です。以前は売上金が1万円以上であれば、銀行振込手数料が無料になる仕組みでした。
しかし、現在は金額に関係なく1回200円の振込手数料が必ずかかるようになりました。
これは会計処理の明確化や、システム運用コストの上昇に対応するための措置とされていますが、少額の売上を頻繁に出金する出品者にとっては、実質的な「手数料改悪」となりました。
振込手数料を節約するコツ
出品者が少しでもコストを抑えるためには、次のような工夫が有効です。
- 売上金をある程度まとめてから振込申請する
- メルペイ残高として活用し、銀行への振込を減らす
- キャンペーン時の無料振込(まれに実施)を活用する
- ポイント支払いで生活費や買い物に充てる
これらの工夫をすることで、1回200円の負担を最小限に抑えることができます。
次章では、実際に出品時の「匿名配送」や「本人確認強化」など、配送関連の仕様変更について詳しく解説します。
匿名配送の制限と本人確認の義務化による発送の不便さとは?

2024年から2025年にかけて、メルカリの発送に関するルールが大きく変わりました。
中でも「匿名配送の制限」や「本人確認未完了ユーザーへの発送制限」は、多くの出品者にとって大きな影響を及ぼしています。
ここでは、これらの変更の内容とその影響、そして対策について詳しく解説します。
本人確認をしていないと発送方法が限定されるように
2024年9月12日から、メルカリでは本人確認を完了していないユーザーは、匿名配送以外の発送方法が選べなくなるという仕様変更が実施されました。
これにより、通常の普通郵便・クリックポスト・定形外などの安価な発送手段が使えず、ゆうゆうメルカリ便やらくらくメルカリ便しか選択できないケースが増えました。
本人確認自体は「かんたん本人確認」などで簡単に完了できますが、未実施のまま出品していた方にとっては、突如使えなくなった発送方法に戸惑う声も多く見られました。
匿名配送の送料は据え置きでメリットも
一方で、ゆうゆうメルカリ便やらくらくメルカリ便といった匿名配送サービスは、2024年後半の日本郵便の送料値上げの影響を受けず、料金が据え置きとなっています。
これは出品者にとって非常にありがたいポイントです。
たとえば、通常郵便は2024年10月の料金改定で以下のように値上げされました。
- 定形外郵便(規格外100gまで):220円 → 260円
- レターパックプラス:520円 → 600円
これに対し、ゆうパケット(メルカリ便)やネコポスの送料は210円~と変わっていません。
このため、小型の商品を送る際は、匿名配送の方がむしろコストを抑えられるケースも多いのです。
発送コストの工夫と見直しが必要に
とはいえ、匿名配送しか選べないことで困るケースもあります。
たとえば、これまで200円以下の送料で発送できていた商品が、210円以上の匿名配送しか使えないことで、出品者の利益が削られる問題です。
このような場合は以下のような工夫が求められます。
- 送料を加味した価格設定(例:最低300円 → 333円に変更)
- 複数商品をセット販売し、送料効率を上げる
- 発送サイズを抑える工夫(厚さ3cm以内でゆうパケット対応)
また、「本人確認さえ済ませれば通常発送も選べる」点を考慮し、本人確認は早めに済ませておくのが賢明です。
発送方法の選択肢を増やすために今できること
発送方法の自由度を維持するためには、以下の対策が効果的です。
- 本人確認を必ず完了しておく
- 商品サイズに応じて最適な発送手段をあらかじめ調べておく
- 厚さ・重さに応じた梱包資材を用意しておく
- 発送手段が限られる商品は出品前に送料を見直す
小さな変更に見えても、発送方法の変更は利益率に直結します。
だからこそ、正しい情報をもとに早めの対応が重要です。
次章では、コメントや値下げ交渉機能の変更について詳しく見ていきましょう。
コメント欄の変化と値下げ交渉の新ルールで出品者の対応はどう変わる?

メルカリでは近年、コメント欄を使ったやり取りや価格交渉に関する仕様が大きく変わりました。
特に、従来当たり前のように行われていた「コメントによる値下げ交渉」が、現在ではシステム側で制限されるようになり、多くの出品者が戸惑いを感じています。
ここではその背景と対応策をわかりやすく解説します。
コメントによる価格交渉から「希望価格」への移行
以前は購入希望者がコメント欄で「〇〇円で即決できますか?」といった交渉をするのが一般的でした。
しかし2024年以降、メルカリではコメント欄を使った値下げ交渉が推奨されなくなり、新たに「希望価格登録(値下げ依頼)機能」が導入されました。
この機能では、購入希望者が「このくらいの価格なら買いたい」という金額を匿名で提示でき、出品者はそれを参考に価格変更を判断できます。
新機能のメリットと課題
希望価格機能には以下のような利点があります。
- コメントでのやり取りが不要で、手間が減る
- 希望価格を見たうえで、納得して値下げできる
- 値下げ希望者に通知が送られるため、売れやすくなる可能性がある
一方で、実際の出品者からは「希望価格を登録しても買ってくれない人が多い」という声も少なくありません。
たとえば、希望価格に下げても「結局買われずに放置される」というケースが続出しています。
コメントテンプレートの廃止とその影響
2024年末には、出品時に使える「コメントテンプレート」機能が突如として廃止されました。
これまで多くの出品者が活用していた「即購入OKです」「値下げ交渉はご遠慮ください」などの定型文が使えなくなったことで、毎回文章を入力しなければならない不便さが指摘されています。
これに対する対策として、以下の方法が有効です。
- 過去の出品を複製して再利用する
- スマホのメモアプリに定型文を保存しておく
- ブラウザ版メルカリでの出品時にコピペで対応する
値下げ交渉への対応はどうすべきか?
値下げ交渉に関しては、希望価格機能が導入されたとはいえ、以前のようなコメントによる細やかなやり取りができなくなった分、「交渉しにくい」「融通が利かない」という印象を持つ購入者もいます。
そのため、出品者側としては以下のような配慮が求められます。
- 商品説明文に「値下げ不可」「希望価格対応可」など明記する
- 希望価格が届いたら、自身の利益と照らし合わせて柔軟に対応
- 値下げに応じる場合は期間限定にして、売り逃しを防ぐ
これにより、余計なトラブルやストレスを防ぎつつ、よりスムーズな取引につなげることができます。
コメント欄の役割は変わりつつある
かつてはコメント欄が購入前の交渉の場として活発に使われていましたが、現在は「質問対応」や「取引連絡」に限定される傾向にあります。
今後は「交渉する場」ではなく、「必要最低限の確認の場」として捉えた方がよいでしょう。
次章では、こうした変更にどう適応すればよいか、出品者が売上を維持するための具体的な対策をお届けします。
メルカリ改悪に負けない!売上を維持・向上させるための出品者対策まとめ

ここまで、メルカリで行われた仕様変更や規約改定によって、出品者にとって厳しくなった現状をご紹介してきました。
しかし、対応次第では十分に売上を維持し、むしろライバルとの差をつけるチャンスにもなります。
ここでは、メルカリの「改悪」に対して出品者が実践すべき対策を、具体的にご紹介します。
クーポンや手数料を見越した価格設定を意識する
まず重要なのは、販売価格の見直しです。
クーポンが使われた場合の売上金は変わらないとはいえ、心理的に「割引された印象」が残りやすくなります。
これに対処するには以下の方法が有効です。
- 希望価格機能を前提に価格をやや高めに設定する
- セット販売で1点あたりの単価を下げるように見せる
- 「値下げ不可」や「価格相談歓迎」と記載して、取引の意図を明確にする
価格設定を工夫することで、ユーザーに「お得感」を演出しつつ、利益をしっかり確保することができます。
発送コストの削減と配送方法の見直し
次に見直すべきは送料の負担です。
2024年以降の郵便料金改定で、普通郵便やレターパックのコストが上がった一方、ゆうゆうメルカリ便などの匿名配送の送料は据え置きとなっています。
- できるだけメルカリ便を使うことでコストを安定化
- 小型商品は「ネコポス」や「ゆうパケットポスト」を活用
- 発送方法を決める前に梱包サイズを測定し、最安ルートを選択
また、発送方法の自由度を高めるためにも「本人確認」は早めに済ませておきましょう。
出品数の最適化と利益率重視の商品選定
最近は300円〜500円の商品を単体で出品する場合、送料や手数料の高騰によりほとんど利益が出ないケースが増えています。
そこで注目すべきは「高回転かつ利益率が高い商品」です。
- トレンド商品や季節ものを狙う
- ブランド品や未使用品など、価格が下がりにくいジャンルに注力
- 不用品でも「まとめ売り」や「おまけ付き」にして付加価値を演出
価格競争に巻き込まれず、手間を減らして売上を確保するためには、出品戦略を見直すことが不可欠です。
他プラットフォームの併用でリスク分散
「メルカリだけ」に依存しすぎると、突然の改定による影響をモロに受けてしまいます。
そのため、以下のような他プラットフォームの併用も視野に入れておきましょう。
プラットフォーム | 販売手数料 | 特徴 |
---|---|---|
ラクマ | 6.6% | 手数料が安く、同時出品向け |
PayPayフリマ | 無料~5% | ヤフオク連携で販路拡大可能 |
ヤフオク | 約8.8% | 高額商品・マニア向けに強み |
これらを活用することで、売れ残りリスクの分散や収益の安定化を図れます。
プロフィールと商品説明の見直しで信頼性アップ
商品がなかなか売れない場合、「プロフィール」「商品説明」「写真」の見直しも効果的です。
- 「即購入OK」「発送は●日以内」「値下げ交渉には応じません」など明確に記載
- 商品説明にサイズや状態、使い方など詳細を記載
- 商品写真は明るい場所で複数アングルから撮影し、安心感を与える
細かな部分の改善でも、購入率が大きく変わることがあります。
以上のように、メルカリの「改悪」と呼ばれる仕様変更も、正しく情報を整理し、対応策を講じることでしっかりと売上を維持することができます。
むしろ、他の出品者が混乱している今こそ、差をつけるチャンスです。
メルカリ改悪の波に立ち向かう!出品者が知っておくべき対策とこれからの戦い方

メルカリは、私たちの暮らしにとって非常に便利なサービスである一方、近年はたび重なる仕様変更や規約改定により「改悪」と受け取られる場面が増えてきました。
特に、送料値上げや本人確認の義務化、コメント機能の縮小など、出品者にとっては大きな影響を与える内容ばかりでした。
しかし、改定されたすべてが一方的に悪いわけではありません。
たとえば、匿名配送の強化やクーポンによる販売促進などは、正しく使えばむしろ売上アップのチャンスにもなります。
重要なのは「変更を正しく理解し、自分なりの戦略を持って対応すること」です。
今回ご紹介したように、以下のような対応を取ることで、メルカリ改悪の影響を抑えつつ、安定した出品活動を続けることができます。
- 販売価格を見直し、希望価格機能を前提とした設定をする
- 発送コストを抑えるため、メルカリ便を中心とした配送戦略を立てる
- 利益率の高い商品やトレンドを意識し、出品数と在庫を最適化する
- ラクマやPayPayフリマなど他のフリマアプリも活用し、リスクを分散する
- プロフィールや商品説明、写真のクオリティを上げて信頼性を高める
メルカリという市場は、日々変化しています。変化を「改悪」として嘆くのではなく、柔軟に受け入れて活かしていく姿勢が、これからの出品者には求められます。
今後もルールはアップデートされ続けますが、「情報を正しく把握し、適切に行動する」ことで、多くのユーザーと差をつけていけるはずです。
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