はじめに|「いくらで売れる?」を正しく知れば売れやすくなる

メルカリで不要なものを出品して、「思ったより高く売れた!」という経験をしたことはありませんか?
その一方で、「なかなか売れない」「値下げしても誰も買わない」と悩んだことがある人も多いはずです。
その原因の多くは、価格設定のミスにあります。
フリマアプリであるメルカリでは、ユーザーが自由に価格を設定できます。
しかし、自由であるがゆえに「適正な価格」がわからず、適当に値段を決めてしまう人も少なくありません。
その結果、相場より高く設定してしまって売れ残ったり、逆に安く売ってしまって損をするケースが発生します。
実際に、多くの初心者が「どれくらいの値段で出せばいいのか分からない」という悩みを抱えています。
せっかく良い商品を出品しても、相場を無視した価格では買い手に見向きもされません。
逆に、相場をしっかり把握していれば、「売れやすい価格」を正確に設定でき、短期間でスムーズに販売できるのです。
本記事では、初心者でもすぐに実践できる「メルカリ相場の調べ方」を、画像なしでもわかるように丁寧に解説します。
複数の方法を紹介することで、ご自身のスタイルに合った調査手法を選べるようにしています。
また、相場を活用した価格設定のコツや、利益を確保するための計算方法など、実践的なテクニックも盛りだくさんです。
「なんとなく」で価格を決めるのはもうやめましょう。
この記事を読めば、出品前に迷うことなく価格を決められるようになり、売れやすく・損しにくい出品ができるようになります。
メルカリで販売相場を調べるべき理由とは?

メルカリで出品する際に「これぐらいで売れるだろう」と感覚的に価格を決めていませんか?
実は、その感覚だけで価格を設定することは、売れ残りや損失の原因になります。
特に初心者にとっては、販売相場をしっかり調べてから価格を設定することが、スムーズな取引と利益確保のカギを握っています。
まず、相場を知ることで「売れやすい価格帯」が明確になります。
買い手の多くは、同じ商品を複数比較したうえで、もっともお得に見える商品を選びます。
つまり、周囲の出品価格より高ければ敬遠され、安すぎれば「なにか問題があるのでは?」と不安視されることもあるのです。
また、メルカリのユーザーは価格に非常に敏感です。同じ商品でも、数百円の差で購入を見送ることもよくあります。
そのため、他の出品者と価格を比較し、自分の商品が埋もれないようにする工夫が必要です。
さらに、相場を知らずに価格を決めてしまうと、以下のようなリスクが発生します。
- 安すぎてすぐ売れたけれど、もっと高く売れたかもしれない
- 高すぎて全く売れず、在庫として抱えることになる
- 値下げしても利益が出ない価格になってしまう
このような失敗を防ぐためにも、出品前に相場を調べることは非常に重要です。
とくにブランド品や限定商品、人気の家電などは、時期によって相場が変動するため、過去の価格も含めてチェックする必要があります。
「相場を調べる」というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はやり方さえ知っていればとても簡単です。
次章以降では、誰でもできる相場調査の具体的な方法を、ステップごとにわかりやすく紹介していきます。
メルカリの販売相場がわからないとどうなる?間違った価格設定の失敗例

販売相場を知らずに商品を出品してしまうと、思わぬ失敗につながることがあります。
ここでは、よくある価格設定ミスの実例を挙げながら、相場を把握しないリスクを詳しく解説します。
1. 人気商品を安く出しすぎて損をする
たとえば、あるブランドのスニーカーがメルカリ内で6,000円〜7,000円で売れているにも関わらず、相場を知らずに3,000円で出品してしまった場合、確かに即売れする可能性は高いですが、それは単に「相場よりかなり安いからすぐ売れた」というだけです。
このようなケースでは、本来得られたはずの利益を失ってしまいます。
2. 希少品を高く設定しすぎて売れない
逆に、限定版のフィギュアなどを「レア物だから高くても売れるだろう」と思い込み、相場が5,000円程度のところを9,800円で出品した場合、多くの買い手にスルーされてしまいます。
結果として、長期間売れ残り、「結局値下げして相場以下で売る」ことになるケースも珍しくありません。
3. 安く売れた後に相場を知って後悔する
ある洋服を2,000円で売却した後、同じ商品が「売り切れ」一覧に5,000円で並んでいたのを見つけてショックを受ける…という経験もよくあります。
これは、「出品後に相場を調べた」ことで損に気づいたパターンです。出品前のひと手間を惜しまないことが重要です。
4. 過度な値下げで赤字に
「なかなか売れないから」と少しずつ値下げを繰り返し、気がつけば送料と手数料を差し引くと赤字になっていた…というパターンも多く見られます。
相場を把握していれば、無理な値下げをする必要がなく、利益を守りながら売る戦略が立てやすくなります。
5. 相場とタイミングのズレで売り逃す
たとえば、冬物のコートを春に出品してしまい、季節外れで相場が下がっていたケースもあります。
相場は常に一定ではなく、需要の高まる時期に合わせて出品することも大切です。
これらの失敗例に共通しているのは、「相場を知らないことによる誤った判断」です。
反対に言えば、相場さえしっかり調べていれば、こうした失敗は避けられます。
次の章からは、実際にメルカリ内で相場を調べる方法を具体的に紹介していきます。
方法①:検索+「売り切れ」で過去の実績を確認

メルカリで最も手軽かつ正確に販売相場を調べる方法のひとつが、検索機能と「売り切れ」フィルターの活用です。
この方法では、実際に売れた商品の価格を確認できるため、現在の市場価格を把握する上で非常に役立ちます。
ステップ1:検索窓に商品名を入力
まずはメルカリのトップ画面にある検索バーに、調べたい商品の名称を入力します。
例えば「ユニクロ フリース Lサイズ」など、具体的なキーワードを入れることで、より絞り込んだ結果を得ることができます。
ブランド名や型番、色、サイズなどをできるだけ詳しく入力しましょう。
ステップ2:「販売状況」で『売り切れ』を選択
検索結果画面の上部にある「絞り込み」メニューをタップし、「販売状況」の項目で「売り切れ」を選択します。
これにより、現在販売中の商品ではなく、すでに売れた商品の一覧が表示されます。
この「売り切れ一覧」は、実際に売れた価格とタイミングを見ることができるため、信頼性の高い相場データとして非常に重要です。
ステップ3:価格帯と状態を確認
表示された売り切れ商品の価格をざっと眺め、どの程度の価格帯で取引されているのかをチェックします。
その際、「状態(新品・未使用、中古、美品など)」にも注目してください。同じ商品でも、状態によって1,000円〜2,000円以上の差が出ることがあります。
また、同じ商品でも付属品の有無やパッケージの違いなどで価格が変動することがあるので、自分が出品する予定の商品とできるだけ条件が近い出品例を参考にしましょう。
ステップ4:絞り込み条件をさらに活用
必要に応じて、「ブランド」「カテゴリー」「商品の状態」「サイズ」など、他の絞り込み条件も使うとより精度の高い検索が可能になります。
条件を細かく設定するほど、自分の商品に近い価格相場を把握しやすくなります。
この方法のメリット
- 無料で今すぐ誰でもできる
- 実際に売れた価格を確認できるため信頼性が高い
- 自分の商品に近い条件の出品例を探せる
この方法を習慣化すれば、出品前に「売れやすい価格」を見極められるようになり、価格設定での失敗が激減します。
次章では、さらに一歩進んで、「売れた価格の平均を出す」方法について解説します。
方法②:売り切れ価格の平均を手計算で出す

メルカリで過去の「売れた商品」の一覧を見ただけでは、価格のばらつきに迷ってしまうこともあります。
そんなときに有効なのが、売れた価格の平均値を手計算で出す方法です。
これによって、自分が出品する商品の「適正価格の目安」がより明確になります。
ステップ1:売り切れ商品から10件程度をピックアップ
前章で紹介した「売り切れ」絞り込み検索を使い、自分が出品する予定の商品とできるだけ条件の近い10件程度の売れた商品を選びます。
選ぶときのポイントは以下の通りです。
- 同じ型番・デザインであること
- 商品の状態(新品・中古)や使用感が近いこと
- 付属品の有無が同じであること
このように条件を揃えることで、より正確な相場を割り出せます。
ステップ2:価格をメモに書き出す
選んだ10件の価格をスマホのメモ帳アプリや紙に記録していきます。
例として、以下のようなデータが集まったとしましょう。
5,000円/5,200円/4,800円/4,500円/6,000円
5,300円/4,900円/5,100円/4,700円/5,400円
ステップ3:平均値を計算する
次に、記録した価格をすべて足し算し、件数で割って平均値を算出します。
合計:51,900円(10件分)
平均価格:51,900円 ÷ 10 = 5,190円
この「5,190円」が、現時点におけるその商品の相場価格の目安になります。
ステップ4:極端に高い・安い価格は除外する
もし上記の中に、ひとつだけ「6,800円」や「3,500円」といった極端に相場を外れた金額が含まれていた場合、それは一時的な値崩れや希少な条件によるものかもしれません。
こういった価格は平均値を歪めてしまうため、除外して再計算するのが望ましいです。
ステップ5:売りやすさに応じて微調整する
算出した平均価格をそのまま使ってもよいですが、ライバル商品が多い場合には、少しだけ安く設定することで目立たせることができます。
たとえば、「平均5,190円」であれば「5,000円〜5,100円」に設定すると注目されやすくなります。
逆に、商品の状態が非常に良い、箱付きなどの付加価値がある場合は、相場よりやや高めでも売れる可能性があります。
この方法は、数字を扱うのが苦手な人でも簡単にできる分析法です。
たった10件分でも、相場の精度は格段に上がります。
次章では、メルカリが出品画面で自動表示する「売れやすい価格」機能について詳しく解説します。
方法③:出品ページの「売れやすい価格」自動表示を活用

メルカリでは、商品を出品する際に表示される「売れやすい価格」という機能があります。
これは、AI(人工知能)が過去の販売実績や市場の動向をもとに、最も売れやすいとされる価格帯を自動で提示してくれる機能です。
初心者でも迷わず価格設定ができるようサポートしてくれる便利な機能ですが、使い方や信頼度には注意が必要です。
「売れやすい価格」はどこに表示される?
商品の情報を入力して出品ページの「価格設定」欄まで進むと、画面下に「売れやすい価格:○○円〜○○円」という表示が出ることがあります。
この表示は、メルカリ側のシステムが過去の取引データを分析し、似たような商品がどれくらいの価格でよく売れているかを提示してくれています。
どうやって計算されているのか?
メルカリの「売れやすい価格」は以下のような情報を元に算出されていると考えられます:
- 商品名、カテゴリー、ブランド
- 商品の状態(新品、中古など)
- 過去の売買履歴
- 現在の出品状況(ライバルの価格)
- 需要と供給のバランス
つまり、AIが大量のデータをもとに「この価格なら短期間で売れやすい」と予測して提示しているのです。
この機能はどれくらい信頼できる?
「売れやすい価格」は非常に参考になる一方で、そのまま鵜呑みにするのはやや危険です。
たとえば、以下のようなケースでは注意が必要です。
- 季節商品や限定品など、相場が短期間で変動するもの
- 商品説明が不十分だった過去の出品を基にしている可能性がある
- コンディションの違いを考慮していないこともある
つまり、自分の商品がより良い状態であれば、もう少し高く売れる可能性がありますし、逆にライバル商品が多ければ、もう少し安く設定した方が売れやすくなることもあります。
活用する際のポイント
- 「売れやすい価格」はあくまで目安と考えましょう。
- 他の方法(売り切れ検索・平均計算)と併用することで信頼性アップ。
- 初心者や急ぎで売りたい場合には、参考にしやすい機能です。
- 同じ商品でも、時間帯や季節によって表示される価格が変わることがあるため、出品前に再チェックすることも大切です。
このように、「売れやすい価格」は手軽に使える相場チェック機能ですが、自分でも調査をして裏付けを取ることで、より正確な価格設定が可能になります。
次章では、メルカリ以外のプラットフォームも使って相場を確認できる便利な外部ツール「オークファン」の活用法について紹介します。
方法④:オークファンで他プラットフォームも含めて相場確認

メルカリだけで相場を調べるのも十分効果的ですが、より広い視点で価格を把握したい場合には、「オークファン(aucfan.com)」という外部サービスを活用するのがおすすめです。
オークファンは、ヤフオク・メルカリ・ラクマ・PayPayフリマなど複数のフリマ・オークションサイトの過去の落札価格や販売価格を一括で検索できるツールです。
オークファンとは?
オークファンは、過去10年以上の取引データをもとに、さまざまな商品ジャンルの相場をチェックできる日本最大級の相場検索サイトです。
無料でも基本的な機能が使えるため、初心者でも安心して活用できます。メルカリに加えて、ヤフオクや他のフリマアプリの価格情報も比較できるので、相場全体の「幅」や「中央値」を把握するのに非常に便利です。
オークファンで相場を調べる手順
1. オークファンの公式サイトにアクセス
スマホやパソコンのブラウザで「オークファン」と検索して、公式サイト(https://aucfan.com)にアクセスします。
2. 商品名を検索ボックスに入力
調べたい商品の名前を入力します。例:「PlayStation 4 本体」など。
できるだけ詳細に書くと、より精度の高い検索結果が出てきます。
3. 「落札相場を調べる」を選択
検索結果ページで「落札相場」というタブが表示されるので、そこを選びましょう。
ここで、過去にいくらで売れたのか、どのくらいの頻度で取引されているかが分かります。
4. 絞り込み機能を活用
出品サイト(メルカリ・ヤフオク・ラクマなど)や期間(過去30日・90日・1年など)、商品の状態(新品・中古)などでフィルタリングが可能です。
自分が出品する予定の商品に近い条件で絞り込むことが、正確な相場把握のコツです。
メルカリとの相場の違いに注意
オークファンを使うと、メルカリよりも高く売れているサイトや、逆に安くなりがちなプラットフォームが見つかることもあります。たとえば、
- 家電や趣味用品はヤフオクが高値になりやすい
- ファッションアイテムはメルカリが売れやすい
- ラクマは手数料が安いが売れるまで時間がかかることもある
このように、どのサイトがその商品に向いているかという視点でも相場を見てみると、より有利な販売戦略が立てられます。
有料プランは必要?
オークファンには有料プランもありますが、初心者であればまずは無料プランで十分です。
販売価格のチェックや簡易な検索機能は無料で使えるため、手軽に導入できます。
オークファンを活用することで、メルカリに限らず、市場全体の相場感を養うことができます。
「もっと高く売りたい」「他でも出品を検討したい」という人にとって、非常に強力な相場調査ツールです。
次章では、メルカリ以外の他フリマアプリ(PayPayフリマやラクマ)を使った相場比較方法をご紹介します。
方法⑤:PayPayフリマ・ラクマなど他アプリでも相場を比較

メルカリでの価格調査に慣れてきたら、他のフリマアプリ(PayPayフリマやラクマ)でも相場を比較してみることで、さらに利益を最大化できる可能性があります。
同じ商品でも、アプリによってユーザー層・需要・価格帯が異なるため、場合によってはメルカリよりも高く売れることもあるのです。
なぜ他アプリでも調べるべきなのか?
フリマアプリごとに「よく利用する年代」や「売れ筋ジャンル」が異なります。たとえば:
- PayPayフリマ:ヤフーIDとの連携で男性ユーザーも多く、家電やホビー系に強い
- ラクマ:楽天経済圏のユーザーが中心で、ブランド品や女性向け商品の取引が活発
このように、出品先を変えるだけで、同じ商品がより高く・早く売れる可能性があるため、複数のアプリでの相場比較は非常に有効です。
比較する際のチェックポイント
以下の項目に注目して、同じ商品が各アプリでどれくらいの価格で取引されているかを確認しましょう。
- 売り切れ価格の平均
- 出品数(ライバルの多さ)
- 販売手数料(利益に直結)
- 売れるまでのスピード
例えば、PayPayフリマで「5,500円」で売れている商品が、メルカリでは「4,800円」でしか売れていないケースもあります。
手数料が異なるため、トータルでの利益を比較することが重要です。
各アプリの販売手数料の違い
アプリ名 | 販売手数料 |
---|---|
メルカリ | 10% |
PayPayフリマ | 原則5%(キャンペーンで0%もあり) |
ラクマ | 6% |
販売価格だけでなく、手数料の違いも加味することで、最も利益の残るアプリを選ぶことができます。
他アプリの相場確認方法
各アプリでも基本的にメルカリと同様に、「商品名検索+売り切れ表示」で価格チェックが可能です。
- PayPayフリマ:検索後、左上の「絞り込み」から「販売状況→売り切れ」を選択
- ラクマ:検索後、画面右上のフィルターで「販売中」「売り切れ」切替が可能
注意点と活用のコツ
- 他アプリでは「出品者評価」も大きく影響するため、実績が少ないうちは売れにくい場合もあります。
- アプリごとに「発送方法の選択肢」や「送料の負担」も違うため、トータルコストを確認しましょう。
- 出品してすぐ売れる傾向があるメルカリに対し、他アプリは売れるまでやや時間がかかる傾向があります。急いで売りたい商品には向かないことも。
このように、複数アプリで相場を確認し、自分の出品する商品に最適な場所を選ぶことは、販売成功率と利益を大きく左右する重要な戦略です。
特に高額商品や、カテゴリによってはアプリを使い分けることで結果が大きく変わります。
次章では、ジャンル別に「売れやすい価格帯の傾向」を紹介し、価格設定の参考になる情報を詳しく解説していきます。
メルカリで売れやすい価格帯の傾向はある?ジャンル別相場感を知ろう

メルカリでは、商品のジャンルごとに「売れやすい価格帯」が存在します。
これは、ユーザーの購買行動や予算感、競合出品の多さなどによって形成されているジャンル特有の相場感です。
出品前にジャンル別の価格帯を知っておくことで、より早く・高く売れる可能性が高まります。
ここでは、よく出品される主なカテゴリについて、それぞれの売れやすい価格帯と傾向を紹介します。
衣類(レディース・メンズ・キッズ)
- 売れやすい価格帯:1,000円〜3,000円
- ユニクロ・GUなどのファストファッションは1,000円前後が主流。
- ブランド品(BEAMS、ナノユニバース、ZARAなど)は2,000円〜4,000円程度で回転が早い。
- 高額ブランド(バーバリーやシャネルなど)は10,000円以上でも需要あり。ただし状態の良さと真贋がカギになります。
衣類は出品数が多く競争が激しいため、「少し安め」+「きれいな写真」+「丁寧な説明」で差別化を図るのがポイントです。
家電・ガジェット類
- 売れやすい価格帯:5,000円〜15,000円
- スマホ関連アクセサリやヘッドホンなどは5,000円以下でも動きが速い。
- 人気メーカー(Apple、Anker、Panasonicなど)は安定して売れやすい。
- 使用年数・動作確認・付属品の有無が価格を大きく左右します。
購入者は「コスパ」を重視する傾向が強いため、定価と状態のバランスを考慮した価格設定が求められます。
本・マンガ・DVD
- 売れやすい価格帯:500円〜2,000円
- 単品では動きが遅い場合もあるため、「セット売り」にすると売れやすくなります。
- 話題の書籍や限定版は3,000円以上でも売れる場合があります。
送料がかかりやすいため、送料込み価格で利益が出るかを事前に計算しておくことが重要です。
コスメ・美容関連
- 売れやすい価格帯:800円〜3,000円
- 未使用または新品のみが基本。使用済みは出品禁止やトラブルのもとになることも。
- 限定品や韓国コスメは比較的高値で売れやすい傾向があります。
消耗品であるため、定期的に購入するリピーターを狙った価格設定が効果的です。
ベビー・キッズ用品
- 売れやすい価格帯:500円〜2,500円
- 子どもはすぐサイズアウトするため、中古でも需要が高い。
- ブランド物(ミキハウス、ファミリアなど)は高値でも売れやすい。
「まとめ売り」や「状態がきれい」なことが、売れ行きを左右します。
雑貨・生活用品
- 売れやすい価格帯:300円〜1,500円
- 文房具、収納グッズ、食器などは低価格帯で回転が速い。
- 無印良品やIKEA製品は人気が高く、状態次第で高値も狙えます。
低価格帯は送料が利益を圧迫しやすいため、厚さ・重さに応じた発送方法の工夫もポイントになります。
このように、商品ジャンルによって「買いやすい」「売れやすい」価格帯は大きく異なります。
価格設定で迷ったときは、まず同じジャンルの売れ筋価格をチェックし、その範囲内で自分の商品がどこに位置づけられるかを見極めることが大切です。
次章では、調べた相場をもとに、どのように価格を設定すれば売れやすく、利益も確保できるのか、実践的な3つのコツを紹介します。
相場からの「価格の決め方」3つのコツ

相場を調べたあとに最も大切なのが、「具体的にいくらで出品するか」という価格の最終決定です。
適切な価格設定ができれば、商品は早く売れやすくなり、しかも利益をしっかり確保できます。
ここでは、相場データを活用して効果的に価格を決めるための3つのコツをご紹介します。
コツ①:ライバル商品より50〜100円だけ安くする
購入者は同じ商品が複数出品されている場合、最も条件の良い・安い商品を選ぶ傾向があります。
そのため、ライバルとほぼ同条件の商品が出ている場合には、50〜100円だけ安く設定することで差別化ができます。
たとえば、同じ状態のスマホケースが1,500円で複数出品されているなら、自分は1,450円に設定して「一番お得」に見せる工夫をしましょう。
ほんのわずかな差でも、購入者の目には明確な「選ぶ理由」となります。
コツ②:値下げ交渉を見越して少し高めに設定する
メルカリでは値下げ交渉が頻繁に行われます。そのため、最初から少しだけ高めの価格で出品しておくと、交渉に応じた際にも利益を確保しやすくなります。
たとえば、「相場が5,000円」「自分の最低希望価格が4,700円」の場合は、5,200円くらいで出品し、「コメントでのお値下げには対応します」と記載しておくと効果的です。
ただし、最初から高すぎる価格設定にすると閲覧数が減ってしまうので、相場+5〜10%程度の価格帯が目安です。
コツ③:「売れやすい時間帯」に合わせて価格を調整する
実は、メルカリには商品が売れやすい時間帯があります。一般的に、
- 平日:20時〜23時
- 土日:午前中〜午後の早い時間帯
が多くのユーザーがアプリをチェックするタイミングです。
この時間帯に合わせて価格を少し下げる、再出品するなどの調整を行うことで、閲覧数が増えて売れやすくなります。
たとえば、「2日間売れていない商品を20時に50円だけ下げて再出品する」といった小さな工夫が効果を発揮します。
価格設定は、「相場通りに出すこと」だけが正解ではありません。
ライバル状況や交渉文化、時間帯など実際の取引環境に合わせて柔軟に調整することが成功のカギとなります。
次章では、価格と利益の関係にフォーカスし、手数料や送料を考慮した「損をしない価格設定」について具体的にシミュレーションします。
販売価格と利益の関係|手数料・送料を含めた損益シミュレーション

メルカリで売れたときの「販売価格」と、実際に自分の手元に残る「利益」は大きく異なります。
なぜなら、メルカリでは販売手数料と送料が発生するからです。
思ったより利益が出なかった、あるいは赤字になってしまった…という失敗を防ぐためには、出品前に損益をシミュレーションしておくことが非常に重要です。
メルカリの基本的な手数料と送料
まずは、メルカリでかかる費用の基本を押さえておきましょう。
- 販売手数料:販売価格の10%
- 送料:発送方法によって異なる(例:らくらくメルカリ便の60サイズで750円〜)
この2つが引かれた後に残る金額が、「実質の利益」となります。
実例①:衣類(販売価格2,000円)の場合
たとえば、古着のTシャツを2,000円で販売したとします。
- 販売手数料:200円(2,000円×10%)
- 送料(ネコポス利用):210円
- 実質利益:2,000円 − 200円 − 210円 = 1,590円
つまり、見た目の価格よりも400円以上のコストが差し引かれていることになります。
実例②:小型家電(販売価格6,000円)の場合
次に、小型の電動シェーバーを6,000円で販売したケース。
- 販売手数料:600円
- 送料(宅急便コンパクト利用):450円
- 実質利益:6,000円 − 600円 − 450円 = 4,950円
このように、販売価格が高くなるほど手数料の影響も大きくなります。
コストを加味した価格設定が必要
このような損益シミュレーションをすることで、「最低いくらで売れば利益が出るのか」が明確になります。
以下のような表を使って、出品前に目安を作っておくと便利です。
販売価格 | 手数料(10%) | 送料(例) | 利益 |
---|---|---|---|
1,500円 | 150円 | 210円 | 1,140円 |
3,000円 | 300円 | 450円 | 2,250円 |
5,000円 | 500円 | 700円 | 3,800円 |
※送料は発送方法や地域により変動します。
利益を守るためのコツ
- 送料込みで出品する際は、発送方法を事前に決めておく
- 利益を確保したい金額から逆算して販売価格を決める
- 値下げに応じる余地を残して、最初はやや高めに設定
このように、単純に「高く売れた=得した」とは限りません。
実際に手元に残る金額を常に意識することが、メルカリで継続的に利益を出すための基本です。
次章では、相場調査や価格設定に関して初心者がよく抱く疑問や悩みに、Q&A形式でお答えしていきます。
よくある質問|相場チェックに関する疑問に答えます

メルカリ初心者の方からよく寄せられる「相場調査」や「価格設定」に関する疑問に、Q&A形式でわかりやすくお答えします。
迷ったときの参考にしてみてください。
Q1. 検索しても売り切れ商品の情報が出てこない場合はどうすればいい?
A. 商品名やキーワードをより一般的な表現に変えて再検索してみましょう。
たとえば、「UNIQLO ウルトラライトダウン ベージュ Mサイズ」ではヒットしない場合、「ユニクロ ダウン M」などに変更すると表示されやすくなります。
また、「カテゴリー」や「ブランド」だけで絞ると過去の類似商品の相場が把握しやすくなります。
Q2. 新品と中古では相場にどれくらい差があるの?
A. 基本的に、新品の方が2倍以上の価格差になることもあります。
特に状態が良い場合でも「未使用に近い」と「新品未開封」では大きな価値の差があります。
また、パッケージの有無や保証書の有無も価格に影響するため、出品時には正確な状態を記載することが大切です。
Q3. 出品後に相場が下がったらどうすればいい?
A. 相場が下がって売れ残ってしまった場合は、以下のような対策があります。
- 価格を少しずつ下げて様子を見る(50円〜100円単位)
- 商品説明を修正して再アピール
- 時間帯を変えて再出品する(20時〜23時が狙い目)
また、「いいね」が多いのに売れない場合は価格が高すぎる可能性があるので、値下げの検討が必要です。
Q4. 相場より高く売ることはできる?
A. 条件が良ければ可能です。たとえば、
- 新品未使用でタグ付き
- 限定モデルや販売終了品
- 送料込み・即日発送などの好条件
このような場合は、相場より少し高めでも売れる可能性があります。
ただし、高く設定しすぎると閲覧されなくなるので、慎重に判断しましょう。
Q5. 相場が変動しやすい商品はある?
A. はい、以下のような商品はタイミングによって相場が大きく変わります。
- 季節もの(服・家電・アウトドア用品など)
- 話題の商品(漫画・ゲーム・映画グッズ)
- 限定販売の商品(コラボ品・記念モデルなど)
これらは、需要のピーク時に出品するのがベストです。
逆にピークを過ぎると一気に相場が下がることもあるため、出品時期には注意が必要です。
Q6. 何件くらい売れた価格を見れば相場が分かる?
A. 目安としては10件程度の売れた事例を参考にするのが理想的です。
少なすぎると相場の信頼性が下がりますし、多すぎても集計が大変です。
売れた価格の中央値(平均)と極端な高低価格を除いた範囲を意識して見ると、より正確に判断できます。
初心者がつまずきやすい相場調査ですが、こうした疑問を一つひとつクリアにしていくことで、確実にスキルアップにつながります。
わからないことがあったら、まずは一度調べてみる、という習慣を身につけると失敗は少なくなります。
まとめ|相場を知れば、売れる・失敗しない出品ができる

メルカリで「売れる商品」と「売れない商品」の差は、実はちょっとした価格設定の違いによって生まれています。
そして、その価格設定の成否を左右するのが、相場を正確に知っているかどうかです。
この記事では、初心者でもすぐに実践できる相場の調べ方から、相場をもとにした価格設定のコツ、さらに利益計算やフリマアプリごとの特徴まで、幅広く解説してきました。
相場を調べることで得られるメリットは次のとおりです。
- 売れやすい価格帯が分かる
- 損をしない出品ができる
- 無駄な値下げ交渉に振り回されなくなる
- ライバルより優位に立てる
- 送料や手数料込みでも利益を確保しやすくなる
価格は商品そのものの価値を表すだけでなく、「この人から買いたい」と思ってもらうための信頼のバロメーターでもあります。
だからこそ、相場という根拠を持って設定することで、買い手の安心感と信頼を得ることができ、結果的に早く・高く売れるのです。
これから出品を予定している方は、以下の手順でぜひ相場調査を実践してみてください。
- メルカリで商品名を検索し、「売り切れ」にチェックを入れて過去の取引価格を確認
- 10件程度の販売価格をピックアップし、平均価格を算出
- ライバル商品より少しだけ安く、または値下げ交渉を見越して価格を設定
- 他のフリマアプリやオークファンで相場の差もチェック
- 送料と手数料を含めた利益シミュレーションを行う
このように準備を整えれば、出品するたびに価格で悩むこともなくなり、売れる確率も格段にアップします。
「どうせ売れないだろう」と思っていた商品も、相場を理解し、的確な価格で出品するだけで売れる商品に変わります。
あなたも今日から、相場を味方につけて、もっと賢く、もっと楽しくメルカリを活用していきましょう。
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